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かねこめぐみ-金子恵美


かねこめぐみ-金子恵美

  1. 初産のときに夫は浮気。子供の誕生日を迎えるたびに浮気問題は出てくる。子供もやがて知ることになる。


http://mainichi.jp/articles/20160213/ddr/041/010/006000c

宮崎・自民衆院議員
辞職表明 育休宣言 不倫認め謝罪


毎日新聞2016年2月13日 北海道朝刊

 自民党の宮崎謙介衆院議員(35)=京都3区=は12日午前、女性タレントとの不倫が報じられた問題を受けて、国会内で記者会見した。「私の不適切な行為により、多くの皆様に多大な迷惑をかけた。国民に深い政治不信を与えた」と不倫の事実を認めて謝罪し、議員を辞職すると表明した。

 宮崎氏は、妻で同党の金子恵美衆院議員(37)=新潟4区=の出産に合わせ、1カ月程度の「育児休暇取得」を宣言し、注目されていた。金子氏は5日に男児を出産している。

 宮崎氏は会見で「女性活躍と少子化対策を実現するためには、男性の育児参加が必要だと思っていた。自らの軽率な行動で水を差し申し訳ない」と陳謝した。宮崎氏は衆院当選2回。早大卒。会社勤務などを経て、2012年12月の衆院選で初当選した。

 総務省によると、3月15日までに辞職すれば4月24日投開票の北海道5区とともに京都3区で補選が行われる。3月16日以降、9月15日までに辞職した場合は、その時期によって夏の参院選と同日か今年10月に補選が行われる。【水脇友輔】
「一から出直したい」

 宮崎氏は東京・永田町の衆院第2議員会館で午前10時45分から記者会見に臨んだ。用意した書面に視線を落とし、神妙な表情で「多大なご迷惑をおかけし、心からおわび申し上げます」などと語り、何度も深々と頭を下げた。緊張のためか両拳を握りしめ、息を時折大きく吸い込み、説明の最後に「一から出直したい」と表明。無数のカメラのフラッシュに背を向けるようにしてペットボトルの飲料を口にした。

 宮崎氏は不倫が報じられる前、自身の育休宣言について毎日新聞の取材に「想像以上の逆風だった」と語った。「男性の育休取得の重要性は認識されているのに、社会や職場の『空気』が取得を阻んでいる。(自分の宣言で)『空気』をぶっ壊す」と意図を説明。「ここまで批判があるなら絶対に折れるわけにはいかない」と決意を述べていた。12日の釈明会見では一転してやつれた表情を見せ、報じられた内容を「不適切な行為」と認めた。

 男性の育休取得を阻害しかねない可能性を踏まえ「軽率な行動で水を差してしまった」「育児休業について賛否にかかわらず考えてくれた方におわびしたい」と謝罪を繰り返した。相手の女性とは今年1月4日の国会開会初日に議員会館で知り合い、電話やメールで連絡し合って計3回会ったと説明。「結婚後に女性と関係がなかったとは申しません」と、初めてではなかったことも認めた。約1時間続いた会見では、「いつの日かまた、私の理想と実現したい政治を追い求める資格を与えていただけるよう、出直してまいりたい」と政界復帰への意欲を示唆した。

     ◇

 宮崎氏の騒動に困惑が広がっている。

 厚生労働省のイクメンプロジェクト座長で認定NPO法人フローレンスの駒崎弘樹代表理事は「彼の行動とは関係なく男性国会議員でも育休を取得すべきだ、という彼の主張自体は今も正しいと思っている」と述べ、不倫問題と男性育休問題を区別すべきだと訴えた。

 12日の閣議後の記者会見で、馳浩文部科学相は「自業自得」と批判。「このようなことで、男性の育児休暇取得や『イクメン』の役割が否定されたり評価が下がったりということがあってはならない」と懸念を示した。塩崎恭久厚生労働相は「(宮崎氏の問題は)個別ケースであって(イクメンを育てる)政策に影響を与えるものではない」と述べた。

 評論家の樋口恵子さんは、騒動にあきれた様子で「『1強多弱』の政治状況で、いろいろ緩みが出ていると感じる」と指摘した。

 一方、政治評論家の森田実さんは「不倫は不道徳で国民の批判を受けるだろうが、政治と直接関係がなく、辞職すべきではない。議員の責任を果たし、時間をかけて信頼を回復するのが本道。あしき先例になる方が問題だ」と懸念を口にした。【樋岡徹也、中村かさね、佐々木洋】
「奥さんかわいそう」 地元京都の声

 宮崎氏は2012年衆院選で京都3区から立候補して初当選し、14年の衆院選で再選した。地元の京都市伏見区では「辞めて当然」と一連の騒動にあきれる声が相次いだ。

 地元の伏見大手筋商店街で買い物をしていた主婦(70)は「育休発言は唐突だったので口だけではないかと思っていた。奥さんに謝るのはもちろん、地元に戻って有権者にもきちんと謝罪すべきだ」と語った。

 1歳の男児がいる伏見区の主婦、井上早予子(さよこ)さん(40)は「議員辞職は当然」としつつ「育児休暇の普及に向け、頑張ってほしかった」と残念がった。不倫については「奥さんがあまりにかわいそう」と話した。

 2歳の男児を連れて妻と買い物中だった伏見区の公務員の40代男性は「子育ては夫婦で協力しあってするもの。男の立場からも、育児休暇が当たり前になるよう国会議員としてもっと努力してほしかった」と語った。【木下訓明、野口由紀】
「うらやましい人も」自民参院会長

 自民党の溝手顕正参院議員会長は12日、宮崎謙介衆院議員の辞職表明を受け「うらやましい人もいるんじゃないの」と述べ、直後に「冗談だよ」と釈明した。首相官邸で記者団に語った。【加藤明子】
週刊文春報道の概要

 週刊文春2月18日号は、宮崎議員が妻である金子恵美衆院議員(自民)が出産する6日前の1月30日夜、京都府内の自宅マンションに女性タレントを招き入れ、翌日昼過ぎまでマンションに2人で滞在していたと報じた。文春の取材に宮崎議員は「いやいや、勘弁してください。どういう時期か分かっているでしょ」と答えていた。