はせがわひでお-長谷川秀夫
- 長谷川秀夫
- 武蔵野大学
- 過労死
- 残業100時間
- 高橋まつり
- 電通
- 隠ぺい体質
- 非常識な書き込み。何がずれているのか分かっていないだろう。非難の的になっている本人どころか非難している人たちも。サラリーマンをやって修羅場をくぐることは、厳しい競争にさらされる分野では珍しくない。昔の(今でも?)企業戦士の職場では残業100時間で競争に勝てるなら有難い話だ。
- しかし、そういう時代感覚がいつでもだれに対しても適切である訳がない。高度成長期の価値観をそのまま振りかざしても、レディネスのない人には只の無理強いにしか見えないだろう。マネジメント能力が低くて馬鹿みたいに人的リソースを注ぎ込む組織に問題を感じるべきではないか。教授らしいアプローチが必要。自分の経験を押し付けるだけの教授など価値は小さい。
- もっとも大きな問題は人間に対する尊厳だ。若者の自殺を残念に思う気持ちは理解できるが、死者に鞭する言葉は人間性そのものが問われる。それをSNSに書いて発信するのにはどういう意味があるのか。
- いのちという最大の価値を失うことになった社会、企業の管理的役割の不適切性に言及する立場にあるのが、大学教授ではないのか。
- 自分の成功体験をそのまま若者への叱咤激励に使ったことは分かるが、方法論も内容も疑問が残る。高橋まつりさん(24歳、当時)の感じた理不尽を長谷川氏自身がこれから感じるだろうが、厚かましく自分の有益な経験として昇華させていくつもりだろうか。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/11/pro-hideo-hasegawa_n_12446034.html
「残業100時間超で自殺は情けない」長谷川秀夫教授の処分検討
朝日新聞デジタル | 執筆者: 朝日新聞社提供
投稿日: 2016年10月12日 07時38分 JST 更新: 3時間前
「残業100時間で過労死は情けない」 教授の処分検討
「残業100時間で過労死は情けない」とするコメントを武蔵野大学(東京)の教授がインターネットのニュースサイトに投稿したことについて、同大学が10日、謝罪した。7日に電通の女性新入社員の過労自殺のニュースが配信された時間帯の投稿で、ネット上では「炎上」していた。
投稿したのは、グローバルビジネス学科の長谷川秀夫教授。東芝で財務畑を歩み、ニトリなどの役員を歴任した後、昨年から同大教授を務める。
武蔵野大などによると、長谷川教授は7日夜、「過労死等防止対策白書」の政府発表を受けてニュースサイトにコメントを投稿。「月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない」「自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識があれば、残業時間など関係ない」などと記した。
電通社員の過労自殺のニュースが配信された時間帯に投稿されたもので、コメントがネット上に拡散。「こういう人たちが労災被害者を生み出している」「死者にむち打つ発言だ」などと批判が広がった。長谷川教授は8日に投稿を削除し、「つらい長時間労働を乗り切らないと会社が危なくなる自分の過去の経験のみで判断した」などと釈明する謝罪コメントを改めて投稿した。
武蔵野大は10日、公式ホームページに「誠に遺憾であり、残念」などとする謝罪コメントを西本照真学長名で掲載。「不快感を覚える方がいるのは当然」とし、長谷川教授の処分を検討している。(千葉卓朗)
(朝日新聞デジタル 2016年10月11日22時20分)
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