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うめはらしょうじ-梅原章司

うめはらしょうじ-梅原章司

誰か知らないけどスクープ記事が出ていた。

叩けば埃の出る男なんだろうか。 

保身のためには子供の将来は犠牲にしていいと考えたらしい。

本当のことを本人から説明して欲しいと関係者は思っているだろう。

場合によっては、詫びるだけでは済まされない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c6a4c7545c93678e7739bc1079e156aa489b1d84?page=1

【スクープ!】“都立の名門” 小石川中等教育学校で「調査書改ざん」、校長は処分を恐れて箝口令を

4/13(火) 6:03配信

4月7日、直撃取材に答える梅原校長

「すでに都立高校の教員間でも、この件を耳にした人は多いです。あまりに生徒を無視した行為ですし、それを指揮した人が、いま都立高校のトップにいるなんて許せなくて……」

 そう本誌取材に口を開いたのは、現役教員のA氏だ。

 A氏が話す “醜聞” の舞台は、「東京都立小石川中等教育学校(小石川中教)」。前身の「都立小石川高校」時代から、都内有数の名門校として知られている。中高一貫教育校(6年制)となった2011年以降は進学実績も高く、2020年度は東大合格者を18名出した。A氏が醜聞の概要を話す。

「1月12日のことです。2021年3月に卒業した10期生の受験書類として、白紙の『調査書』が大学に提出されていたことが校内で発覚したのです」

 よく知られているとおり、「調査書」は生徒の出欠状況や成績、取得資格、部活動の記録などを記載した「生徒指導要録」に基づき作成される。その調査書が “白紙” だったというだけでも驚きだが、本当の問題はここからだった。

「原因は、担任教員のプリントミス。さらに、それを校長や副校長も見落としていました。

 しかし学校側は、この “白紙提出” によって、指導要録に対する東京都教育委員会の監査が次回から厳しくなると考えました。そこで、指導要録と調査書の中身について、都教委にとがめられそうな部分をあらかじめ “改ざん” してしまうことにしたんです」(A氏)

 学校側が気にしたのは、調査書と指導要録に記載されている「取得資格」の欄だった。

「本来、生徒が取得した『英検』『数検』などの資格を指導要録に記載する際は、その合格を証明する『根拠資料』の提出を生徒に求める必要があります。

 ですが、そんなことで嘘をつく生徒もいないだろうという前提に立って、小石川中教ではこれまで生徒の自己申告のまま、英検の合格証明などを提出させることなく、指導要録に記載していたんです。それを、校長たちも黙認してきました。

 しかし今後、指導要録への厳しい監査が入れば、根拠資料の提出を求めていなかったことがバレてしまう。それを恐れ、2月19日に学校側は10期生の担任教員に『根拠資料が提出されていない資格は、調査書からも指導要録からも消去せよ』と指示したのです。

 つまり、苦労して取得した英検などの資格が、生徒たちが知らない間に、調査書からも指導要録からも抹消されることになったんです」(A氏)

 しかも、事を大きくしないためなのか、校長たちは箝口令を敷いたというのだ。

「学校から担任教員へは、『消去せよ』という指示しかありませんでした。『あらためて生徒に根拠資料の提出を求める』ような指示はなかったんです。

 一部の心ある教員は、卒業直前の生徒たちに『取得している資格について、証明書を持ってきてくれないか?』と伝えましたが、校長、副校長に逆らえず、生徒に隠したまま消去した教員もいます。

 改ざんされた調査書は、今年浪人して来年再び受験する生徒が、受験の際に大学側に提出することになるものです。つまり、調査書の内容が2020年度と2021年度とで違う生徒が出てきます。資格が消去されていますから、調査書の内容は当然2020年度のものよりも悪くなってしまうわけです」(A氏)

https://news.yahoo.co.jp/articles/c6a4c7545c93678e7739bc1079e156aa489b1d84?page=2

【スクープ!】“都立の名門” 小石川中等教育学校で「調査書改ざん」、校長は処分を恐れて箝口令を

4/13(火) 6:03配信

小石川中等教育学校は1918年に創立された「東京府立第五中学校」を礎にしている。小沢一郎氏など著名出身者も多い

 教育分野に詳しい高島惇弁護士が、小石川中教の改ざんの違法性を指摘する。

「学校側が『監査が厳しくなるから』と、実際には取得した資格などを指導要録から削除すれば、虚偽公文書作成および行使として、刑事罰が成立する可能性もあります。

 今回は本人の了承を得ずに、生徒にとって不利益になる改ざんをしたということですが、もし教育委員会などが訂正に応じない場合には、生徒側は法的措置も視野に入れる必要があると思います」

 近年、調査書の内容を得点化する大学も増え、取得資格によっては試験の一部が免除されるケースもある。教育評論家の和田秀樹氏(60)も、調査書の “改悪” を問題視する。

「小石川中教は鳴り物入りで “公立の中高一貫校” に移行しました。『進学実績を伸ばさなければ』と、受験で有利になるように生徒の自己申告で、資格に関して指導要録にどんどん記載していたのでしょう。

 しかし今回、自らの怠慢の発覚を恐れ、生徒に不利益を生じさせてでも保身に走ったとすれば、指示を出した校長たちは教員失格です」

 だが、今回A氏が告発した「改ざん指示」をおこなった、当時の小石川中教校長・梅原章司氏は、2021年4月に都立日比谷高校の新校長に就任した。

「日比谷高校は、2020年度も東大合格者63名を記録。戦後、都立高校の “頂点” であり続ける学校です。その校長職は、他校の校長とは別格で、都立高校教員の “顔” といえる存在です」(都政担当記者)

 4月7日、都立日比谷高校の入学式がおこなわれた日の朝に、梅原校長を直撃した。

ーー小石川中教で「改ざん」を指示しましたか?

「いえ……(沈黙)。教育委員会を通していただけますか」

 東京都教育庁に小石川中教での改ざんについて尋ねたところ、以下の回答だった。

「指導要録については、学校で『根拠資料に照らし合わせて正しく記載してください』『根拠を確認できないものを指導要録に記載することはできません』と指示したことはありますが、『事を大きくしないために、生徒に資料提出を求めない』といった方針を立てたことはありません。

 生徒には根拠資料の提出を求めており、(新たな)指導要録は、その内容に基づいて記載したものです。そのため、改ざんにあたることや、10期生が不利益を被ることはありません」(カッコ内は編集部で補った)

 A氏は、本誌が受けた回答を見て、深くため息をついた。

「小石川中教内では、『根拠資料のないものはすべて消去しろ』と指示を受けたと話しています。このままでは2021年度に、浪人生が受験するときに、改ざんが続々と公になりますよ」

 これは、生徒たちの一生を左右する大問題だ。正しい調査が待たれる。

(週刊FLASH 2021年4月27日号)