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ねづこうた-根津孝太



ねづこうた-根津孝太

  1. トヨタで未来ビークルのデザインをやっていて独立したらしいが、電動オートバイクの開発がニュースになって注目を浴びている。色々なアイデアを持っているようだから、クラウドファンディングなども利用して資本を集めるべきだろう。


http://www.nikkei.com/article/DGXMZO84878970W5A320C1000000/

 スペシャリティー電動バイク「zecOO(ぜくう)」発売

    2015/3/26 23:00

日経テクノロジーオンライン

大型電動バイク「zecOO(ぜくう)」

 「電動バイク zecOO 開発チーム」は2015年3月25日、大型スペシャリティーバイク「zecOO(ぜくう)」の発売を開始したと発表した。zecOOは、元トヨタ自動車のデザイナー、根津孝太氏がプロデュースし自らデザインした大型の電動バイクで、2011年11月にコンセプトバイクとして発表されている。

 製造は千葉市でカスタムバイクの製作や販売などを手がけるオートスタッフ末広。月産2台程度の手作りで、この製品は50台の限定生産である。ベースとなる電動ユニットは米Zero Motorcycles社製で、エンジニアのウー・エリック氏がカスタマイズした。エリック氏は電気自動車(EV)開発会社のSIM-Driveで4輪EVの開発に携わっていたことがある。「電動バイクは4輪EVに比べるとパワー密度を大幅に上げる必要があり、そこが難しかった」と語る。

 電動ユニットのスペックとして、モーターの最大出力が50kW、最大トルクが144N・mである。最高速度は160km/h。出力はともかく、最大トルクは1000ccを超える大排気量のバイクに匹敵または凌駕する。「素晴らしい加速感で、これまでとまったく違う乗り物」だと根津氏は胸を張る。

左からオートスタッフの中村正樹氏とウー・エリック氏、デザイナーの根津孝太氏
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左からオートスタッフの中村正樹氏とウー・エリック氏、デザイナーの根津孝太氏

急速充電器は提供されず、100V電源で満充電に8時間かかる(200Vでは4時間)
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急速充電器は提供されず、100V電源で満充電に8時間かかる(200Vでは4時間)

 ほとんど空間のないバイクの車体に、大出力のパワー・ユニットと大容量バッテリーを搭載した。Liイオン2次電池の容量は11.4kWhで航続距離160kmという。車重は280kg、全長は2450mmである。

 エリック氏によれば、電気システムの耐環境性、具体的には絶縁の確保がバイクならではの課題だったという。例えばモーターやバッテリーは空冷するが、雨天走行では防水と冷却のバランスが難しい。モーターコントローラーの電圧を150V以下に抑えているのは、絶縁を保ちやすいからという。

 4輪EVでは環境性能の高さでユーザーにアピールするが、スペシャリティーバイクでは環境よりも性能が重視される。従来のガソリン車とまったく違う走行感覚が得られれば、いくらでもお金を払う人がこの世界にはいるようだ。ちなみにこのzecOO、税抜きで1台888万円とのこと。

(日経テクノロジーオンライン 田島進)

[日経テクノロジーオンライン 2015年3月25日掲載]

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