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ありやまかえで-有山楓さん



  • ありやまかえで-有山楓さん(当時7)
  • こばやしかおる-小林薫元死刑囚



https://www.asahi.com/articles/photo/AS20191116001606.html

奈良女児殺害15年、父親が手記「悲しい記憶消えない」

2019年11月17日05時00分

写真・図版有山楓さん(遺族提供)

 奈良市の小学1年生の有山楓(かえで)さん(当時7)が誘拐、殺害された事件から15年にあたり、父親の有山茂樹さんは奈良県警を通じて報道各社に手記を寄せた。全文は以下の通り。

    奈良女児殺害「風化させない」 下校見守る元捜査1課長

     ◇

 楓(かえで)がいなくなって15年が経ちますが、何年経ってもあの日の悲しい記憶は消えることはありません。

 楓から学校へ行く前に「行ってきます。お仕事がんばってね」とメールが送られてきましたが、二度と送られてこなくなるとは思いもせず、家族を守ることが出来なかった悔しさしかありません。そして事件によって失われた命や生活も戻ることはありません。死刑判決を望みそれが執行されたことに後悔はありませんが、残された遺族は被害者、加害者の命の重さ、悲しみにこの先も向き合っていかなければなりません。

 子ども達(たち)が被害にあう事件は後を絶ちません。未来ある大切な命を守るために、警察や行政、保護者や地域ボランティアの方々により活動が継続されています。その取り組みを子ども達が感じとり、自分自身の命を守る行動を意識することによって安全・安心な社会が実現されると思います。これからも子ども達の笑顔が絶えない社会であることを心より願います。




http://www.asahi.com/articles/ASGCF7X9DGCFPOMB01C.html

「楓の無念晴らしてやれたのか」 奈良の女児殺害10年

荒ちひろ

2014年11月17日05時45分

 奈良市の小学1年、有山楓(かえで)さん(当時7)が下校途中に誘拐、殺害された事件から17日で10年を迎える。父親の有山茂樹さんが奈良県警を通じ、報道機関に手記を寄せた。

 楓さんが通っていた市立富雄北小学校の校区では事件以降、住民ボランティアが登下校を見守るようになった。いまも約200人が交代で通学路に立つ。

 富雄北小では17日、「命を考える集会」が開かれ、児童らが命の尊さを学ぶ授業に取り組む。奥坊(おくぼ)忠司校長は「今でも楓さんの思いを考えると、とても悲しく、悔しい。今後とも生きることの大切さを子どもたちに伝え続けていきたい」とのコメントを出した。

 小林薫元死刑囚は昨年2月、刑が執行された。(荒ちひろ)

■父親・有山茂樹さんの手記全文

 今年で楓が被害にあったあの日から10年が経ちました。10年は長くも感じますが変わることのない悲しみや苦しみはあの日のままです。

 あの明るい笑顔や仲の良かった姉妹、事件がなければ今はどんな毎日を送っていたのだろうと考えてしまいます。家族を守れなかった後悔はこれからも消えることは決してないと思います。普通に過ごす毎日がどんなに幸せか、何気(なにげ)ない会話がどれだけ楽しいか、奪われた命が私たちにとってどれだけ大きく大切であったかを痛感する毎日です。楓が生きていれば今は高校2年生です。楓の妹も時々高校生の楓と遊んだ夢をみます。きっと賑(にぎ)やかな毎日で、たくさんの友達と遊び、色々やりたいことに取り組んでいたのだろうと思います。これからも忘れることはありませんし、今も私たちの思いの中で生き続けています。

 小林元死刑囚の死刑執行から1年9ケ月が経とうとしています。裁判は私たちが求めたものとなりました。しかし、小林元死刑囚が真摯(しんし)に罪を受け止め8年余りを過ごしたのか、楓の無念を少しでも晴らしてやれたかは今も分かりません。楓の命が奪われただけでなく、数多くの恐怖や苦しみを受け、そして多くのものを失いました。これを一つずつ乗り越えてこそ初めて区切りといえるのだろうと思います。

 今も子どもが被害にあう事件が後を絶ちません。子どもの安全を守るには地域の繫(つな)がりが不可欠です。そこから親も子も安心感が生まれるのだと思います。罪のない子ども達(たち)が被害にあう事件が二度と起こらない、子ども達の笑顔のあふれる『安心・安全』な社会になることを心より願います。



雑感

  • 我が子の命が理不尽なことで奪われたら?。難しい問いかけだ。無念は結局生き残った人の心に宿るものだから、我が子の無念は自分の無念。犯人を死刑台に送ったところで無念が晴れることなどあり得ないだろう。命の恨みは命ある限り。


追記:
  • 最大の供養は、覚えていること。思い出すこと。忘れないこと。時々考えること。思い出すことが辛い時もあるが、自分の心の中で一緒に成長してもらうこと。 時々忘れてあげること。

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